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コンタクトレンズは使用方法、眼表面(角膜、結膜)及び涙液の状態によりレンズの選択がなされるべきです。CL選択は個人により違いますので、主治医によく相談されることをお勧めします。
1.CLの種類と特徴
1)酸素透過性ハードCL
乱視が比較的強い状況の人に適応。
長所 : 高酸素透過性を期待でき、良好な涙液交換能、耐汚染性から安全性が高い
短所 : ずれやすい、装用感に劣る(個人差あり)、くもりやすい、紛失しやすい
2)ソフトCL(従来型)
激しいスポーツをする人に適応。
長所 : 装用感が良好で、くもりにくくスポーツ時に使用がしやすい
短所 : 乱視矯正能が低い。重篤な眼合併症に陥り易い(HCLに比べ)。
角膜の慢性的な酸素不足が生じ易い
3)ソフトCL(ディスポーザブルCL)
上記の従来型の特徴に加え花粉症などのアレルギー性結膜炎の方でその季節のみ使用する場合や、旅行やスポーツの時だけ使用する方も増えています。
a)一日交換型
長所 : ケアが不要、常に清潔、眼合併症が少ない
短所 : コストが高い、種類が少ない、度数の制限がある
b)1または2週間交換型(1か月交換型)
長所 : レンズが清潔、従来型に比べ眼合併症の頻度が低い、1日交換型に比べ安価、種類が多い
短所 : 度数の制限がある
4)特殊CL
遠近両用CL
老眼を自覚し始めた方の間で遠近両用のCLも徐々に普及しつつあります。通常のCLに比べ見え方の精度で若干劣るようですが、使用した人の多くは便利さが上回るようです。一度体験するのがよいと考えます。
2.CLケアについて
CLは眼に密着するので手入れ(ケア)の状況でCL自体の汚れ、耐久性及び使用者の装用感、眼表面の状態に直接影響します。そのためCLの選択以上に重点を置く必要があります。装用時間や洗浄保管についてのルールを守る事ができない方は年齢を問わずCL使用の資格無しと考えます。消毒や保管の方法はレンズの種類で異なります。以前は煮沸消毒が主であったSCLには消毒も多様になり、便利なものも出てきていますが、正しく使用している方が意外と少ない印象があります。特に、「洗浄、すすぎ、消毒、保存」がすべて1本の液で行えるタイプは、擦り洗いが必要なことを知らずに使用している方が非常に多いようです。CLを安全に使用するためには、CLのケアはとても大切ですので、よく理解して使用する必要があります。
