別名「あおそこひ」とよばれ、何らかの原因で視神経が障害され見える範囲(視野)が徐々に狭くなる病気で、眼圧(眼のかたさ)の上昇が病気の原因の一つとされています。
最近の調査で40歳以上の17人に1人が緑内障という驚くべき結果がでました。
緑内障と診断されたほとんどの人が自覚症状もないことから、未治療の人が約90%に及ぶとされています。外来で緑内障と診断された人の多くは、結膜炎などの症状で来院され、たまたま見つかるケースが多いような気がします。眼には自信があるといっても年に1度は眼科で検査することをお勧めします。
以下によく聞かれる質問についてお答えします。
Q. 緑内障で失明してしまうのですか?
A. 緑内障にはいろんな種類があり、すべての緑内障が失明するわけではありません。仮に緑内障と診断されても早合点せず進行状況を眼科で確認することが大切です。
Q. 緑内障にならないためには日常生活で何に気を付ければよいのですか?
A. とくにこれといった注意点はありません。ストレスが…とか眼を使いすぎて…などと言う言葉を聞くことがありますがそのようなことでは眼圧の急激な上昇につながることはありません。
Q. お薬で緑内障には禁忌(飲んではダメ)と記載のあるものは服用できませんか?
A. 風邪薬、酔い止めなど150〜200種類のお薬に緑内障には禁忌と記載があります。しかし、ここでいう緑内障は閉塞隅角緑内障の場合であり、ほとんどの場合問題にはなりません。ただしもし緑内障と診断されていた場合緑内障の形を医師に確認することをお勧めします。
Q. 眼圧がどのくらいの値だと緑内障なのですか?
A. 眼圧の値は治療の目安にはなりますがそれがすべてではありません。近年緑内障と診断される患者様の多くは、眼圧がそれほど高くない正常眼圧緑内障が多数を占めることが明らかになっています。そのため眼圧での確定診断は困難です。緑内障は眼底検査および視野検査で診断されます。そのため定期的な診察と視野検査によって経過を観察することが重要です。
やわたメディカルセンター 眼科医長 武田久
