小さい子供をお持ちの親御さんは、子供の体のことで色々な心配ごとを持たれます。だれが見ても明らかにおかしいと感じる場合はすぐに専門病院を受診されますが、大丈夫と思うけど、でもちょっと気になるとき親はどうしたら良いか迷うことがあります。そこで日常診察でよく聞かれる質問についてお答えします。
Q.股の開きが悪い、脱臼しているのではないでしょうか?
A.股関節脱臼があれば、開きの悪いことが多いです。しかし、必ずしも「開きが悪いから脱臼している」「開きが良いから脱臼していない」ということではありません。向き癖のある子供では後頭側の股の開きが悪いことが多いです。また、筋肉の緊張が高い子供も開きが悪い場合があります。逆にグニャグニャしている子供では脱臼があっても股の開きが悪くないこともあります。脱臼の治療は月齢が高くなると難しくなることが多いですから3ケ月検診は必ず受けましょう。
Q.足が内側に向いているのですが大丈夫でしょうか?
A.出生時から明らかになる子もいますが、程度の軽い子では生後3ケ月〜1歳ころに気づかれて病院を受診されます。足が内側を向く疾患はいろいろありますが、先天性内転足、下腿内捻、先天性内反足などが主な疾患です。特に先天性内転足と下腿内捻のことが多いです。この疾患は生後6ケ月頃までに自然矯正されることが多いです。矯正が不十分であるときは装具治療を行うこともありますが、歩行に支障をきたすことはほとんどありません。これに対し発生数は少ないですが、先天性内反足では出生後できるだけ早期からの矯正ギプス治療が必要です。その後も装具・手術などの治療が必要になります。
Q.O脚が気になり心配です。大丈夫でしょうか?
A.O脚は小児整形外科で多い訴えの1つです。O脚を心配して来院されるのは1歳代の子がほとんどです。生まれた時から赤ちゃんはO脚で、歩き始めの頃(1歳〜1歳3ケ月頃)もまだO脚ですが、成長と共に徐々に軽減し平均2歳3ケ月頃には目立たなくなるのが正常な発育です。しかし、なかには極端にひどいO脚や徐々に悪くなるO脚があります。このような場合にはブラント病やクル病、あるいは骨の特殊な病気のことがあり装具・薬物・手術などの治療が必要になります。
ちょっと気になる赤ちゃんは問題のないことがほとんどですが、お家で心配するよりも医師に相談することをお勧めします。
詳しくは、やわたメディカルセンター整形外科外来までお問合せください。
やわたメディカルセンター
整形外科専門医・日本リハビリテーション医学会専門医
リハビリテーション科医長 西村一志
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投稿者: kiirokiiro | 2006年12月05日 20:43
日時: 2006年12月05日 20:43
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投稿者: kiirokiiro | 2006年12月07日 02:17
日時: 2006年12月07日 02:17