当院のご案内

医療・健康Q&A

医学事典

2004年10月05日

ちょっと気になる赤ちゃん

小さい子供をお持ちの親御さんは、子供の体のことで色々な心配ごとを持たれます。だれが見ても明らかにおかしいと感じる場合はすぐに専門病院を受診されますが、大丈夫と思うけど、でもちょっと気になるとき親はどうしたら良いか迷うことがあります。そこで日常診察でよく聞かれる質問についてお答えします。

続きを読む "ちょっと気になる赤ちゃん"

麻酔方法

当院では局所麻酔で行う小手術以外は麻酔科が手術中の麻酔を担当します。
麻酔科が行う主な麻酔方法を以下に紹介します。

続きを読む "麻酔方法"

2004年09月07日

白く輝く、歯本来の美しさを引き出すための治療・・・・ホワイトニング

ニッコリと笑ったときに口元から真っ白な歯がのぞいていると、顔全体の印象はとても華やいだものとなり、人に見せても恥ずかしくないきれいな歯は、自信につながり自然と笑顔をもたらします。逆に歯にコンプレックスを持っていると、つい口元をかくし笑顔を見せないようになってしまいがちです。たかだか歯の色でしかないように思われがちですが、人の印象を大きく左右する重要な要素といえます。

続きを読む "白く輝く、歯本来の美しさを引き出すための治療・・・・ホワイトニング"

2004年04月28日

頭痛

頭痛には様々な原因によるものが含まれ、生命に関わるものから心配ないものまで、大きく分けて13種類、細かく分けると約120種類にも分類されています。(国際頭痛学会による分類)

続きを読む "頭痛"

2004年04月27日

巻き爪

巻き爪は学問的には陥入爪(かんにゅうそう)といい、爪の甲の側縁が周囲の皮膚に食い込んでいく状態をさします。巻き爪は老若男女問わずおこり、サッカー少年にも見られます。足の親指の爪が食いこんで痛い、爪が繰り返し化膿する、痛くて靴がはけないといった症状がみられ、原因は合わない靴をはいていたり、深爪や爪の上に物を落として変形して生えてくることなどがあげられます。食い込んだ爪にさわる皮膚に細かい傷が繰り返しできるため、細菌が入り化膿しやすくなります。一度化膿してしまった巻き爪は一旦治っても再発を繰り返しやすくなります。このような場合、単なる傷の手当ではほとんど痛みは取れません。何度も膿んで痛む場合には爪の手術が必要になります。これは爪のヘリを2,3ミリ切り取るだけでたったの5分で終了します。局部麻酔のため手術後もすぐに歩けますし、入院の必要もありません。一度当院整形外科にご相談下さい。

骨粗鬆症

全身の骨のカルシウムが減って、骨が弱く、もろくなった状態を言います。女性の発病は生理がなくなることと関係し、女性ホルモンの減少が原因と言われています。50歳以上の痩せた女性は骨粗鬆症にかかりやすく、70歳以上の多くの男性も骨粗鬆症にかかっていると言えます。もろくなった骨は折れやすく、特に高齢者は寝たきりの原因にもなります。症状は長く座っていたり朝起きる時などに背中や腰が痛い、ちょっと転んでも簡単に骨が折れる、重い物を持つだけで腰の骨が折れるなどです。丈夫な骨を作るためには正しい食生活と散歩のような適度な運動が必要になります。カルシウムが多く含まれる食品は干しえび(皮付き)、煮干、いわし、ごま、プロセスチーズなどです。カルシウムが身体に吸収されるときにはビタミンDの助けが必要です。ビタミンDは日光浴によって作られるため適度な日光浴も効果的です。30歳を過ぎたら骨の定期健診を受け骨粗鬆症の予防に心がけましょう。ダイナミックでは骨粗鬆症の生活改善に取り組むみなさんをサポートしていますのでお気軽にご相談ください。

スポーツのけが

捻挫、打撲と思われるけがをしたらすぐに正しい処置を行うと痛みと腫れが少なくなり、治りも早くなります。
正しい処置とは、
①けがをした箇所を無理に動かしたり、もんだりすると余計にけががひどくなるので、安静を保ちましょう。
②氷で患部を冷やしましょう。冷やすことで内出血を防ぎ炎症を押さえるため痛みや腫れが少なくなります。
③圧迫すると内出血と腫れを防げます。強すぎると血管や神経も圧迫され、しびれます。
④けがをした部位を心臓より高くしておきましょう。これもまた内出血や腫れが少なくなり、痛みもやわらぎます。
いずれの場合もおかしいなと思ったら、すぐに整形外科の窓口をおたずねください。

2004年04月23日

胃・大腸の小さな傷の手術 〜からだに優しい内視鏡外科手術〜

胃や大腸の腫瘍(良性、癌)の治療に、近年様々な治療方法が行われるようになってきました。腫瘍を完全に切除する根治的治療方法としては、大きく分けて3通りがあります。①内視鏡治療:胃・大腸カメラで腫瘍を切除します。口・肛門からのカメラで治療するためお腹に傷はつきません。②内視鏡外科手術(腹腔鏡手術とも言われています):お腹の4〜5ヶ所に小さな穴をあけ、この穴から内視鏡(胃カメラのような器械)と細い手術器具をお腹の中に入れて手術します。従来の手術に比べると小さな傷ですみます。③開腹手術:従来からの手術です。お腹の中に手を入れて手術をしますので、どうしても20センチ前後の大きな傷になってしまいます。
最近では、病気の進行程度、患者様の全身状態などを考慮して、できるだけ侵襲の少ない(体に優しい)①や②の治療法の選択が可能になってきています。最近増加してきている②内視鏡外科手術についてよく聞かれる質問についてお答えします。


Q.胃、大腸のどのような病気がこの治療で治せますか?
A.内視鏡治療で切除不可能な腫瘍性病変(大きい、深い)で、進行程度の軽いもの、病変の部位がこの治療で行い易い場合が治療対象となります。手術手技の改良、手術器材の進歩によって年々対象者が増加しています。ただし、過去にお腹を大きく切る手術をしていると、癒着(ゆちゃく)が強くて、内視鏡外科手術を行えない場合があります。


Q.傷の大きさ、手術後の傷み、経過はどうですか?
A.1〜2センチ程の傷が3〜4ヶ所。病変を体の外に取り出し切除、吻合(ふんごう)に必要とする傷が、胃の手術で5〜6センチ、大腸で3〜4センチと小さな傷です。よって術後の傷の痛みは従来からの開腹手術に比べるとずいぶん軽くてすみます。手術の翌日から歩行可能ですし、肺炎などの合併症も減ります。お腹の動きの回復も早く、開腹手術に比べると早くからお食事や水分摂取が可能で、社会復帰も早くできる事が多いです。


Q.最近マスコミで内視鏡外科手術(腹腔鏡手術)の医療過誤をよく耳にしますが?
A.どんな医療にも合併症などのトラブルは皆無ではありません。この手術では、お腹の中の様子をテレビの画像で見ながら手術を行ないますから、立体感覚がつかみにくく、また細く、長い柄を持った特殊な手術道具を使用します。このため熟練していない術者がこの手術を行なうと、手術時間が長くなったり、正常な臓器を傷つけるなどの合併症につながることがあります。トレーニングを積んだ内視鏡外科専門の医師がいる病院で、この手術が行なわれることが望ましいです。やわたメディカルセンターでは、内視鏡外科手術に力を入れており、胃切除術や大腸切除術をはじめ、胆嚢(たんのう)、脾臓(ひぞう)、すい臓、腸閉塞手術など、お腹の中の多くの病気の治療を内視鏡外科手術で成功させてきた経験があります。

2003年10月16日

心臓リハビリテーション

以前は心臓が悪ければまず安静第一でした。しかし近年、安静にし過ぎると弊害が大きいことや、専門医が安全性を十分確認できた方が積極的に運動療法に取り組むと、心機能が改善して長生きができることが次々と報告されています。
やわたメディカルセンターではさまざまな心臓病に対し、積極的な心臓リハビリテーションに取り組んでいます。マスクを付けて自転車こぎの運動をし、精密な心肺機能を測定の上、運動処方を作成します。運動は自転車こぎや歩行を組み合わせ、全身の血液循環を改善させ、運動能力や持久力を高めます。息切れが減り、運動能力が高まると自信が出てきます。
心臓リハビリテーションの導入には一般に短期間(2週間程度)の入院をお願いしています。入院期間中には運動のみならず、病気の理解を深めたり、薬の知識や一般生活上の注意点を学んでいただいたりすることも大切です。
重要なのは、やみくもにただ運動するのではなく、心臓の状態を十分に把握し、適切な運動をすることです。運動は足りなくてもよくありませんが、やり過ぎてもまた害になります。運動の種類や回数、強度を自己判断せず、専門医の診断を受けて取り組むことが肝心です。
心臓病とともに生きるこれからの生活を笑顔を絶やさず、自信を持って前向きに生きていくために、何が大切なことなのか、ご一緒に考えていきましょう。
詳しくは、やわたメディカルセンター循環器科外来までお問い合わせください。
℡(0761)47-1212
やわたメディカルセンター診療部長 勝木達夫

2003年05月31日

リウマチについて

Q.指や首の関節が痛くリウマチと診断されました。リウマチとはどのような病気ですか。
A.リウマチは全身性の慢性の炎症疾患で、主に関節に痛みや腫れがでてきます。多くは指や手首の関節に症状が出やすく、朝の関節のこわばりが特徴です。関節の中にある滑膜(かつまく)という普段は薄い膜で炎症がおきます。炎症が起こると、この膜が厚く充血します。このため関節が腫れて痛み、異常な関節液が溜まったり(水が溜まる)、関節軟骨が破壊されたりします。


Q.リウマチはどのような治療をおこないますか。
A.炎症による痛みには内服薬を継続して服用していただきます。特別に痛みや腫れが強い関節には貼り薬や塗り薬などの外用薬を使用したり、関節注射を行ったりします。変形したための痛みに対してお薬はあまり効果がなく、手術的治療が必要になることがあります。


Q.リウマチの手術はどのようなものですか。
A.関節内の分厚くなった滑膜などを掃除する内視鏡手術が非常に効果的です。傷は1cmの傷が2ヶ所ほどですみ、身体への負担が大変少なく術後に寝込むことはありません。手術で全身のリウマチそのものが治ることはありませんが、破壊のひどい関節を手術すると、リウマチ全体の炎症が軽くなることも期待できます。そのため日常生活が飛躍的に向上し、リハビリに取り組みやすくなります。


Q.リウマチで気をつけることは何ですか。
A.規則正しい生活を送り、疲労が溜まらないように心がけることが第一です。また、リウマチによる炎症を放置したり、負担を強くかけたりすると関節変形が起こり、痛みが取れにくくなります。自己判断で決めたりせずに、必ずリウマチ科や整形外科の専門医にご相談下さい。


やわたメディカルセンター 副院長 勝木保夫 
詳しくは、整形外科までお問い合わせ下さい。

2001年08月09日

慢性扁桃炎(習慣性アンギーナ)

慢性扁桃炎(習慣性アンギーナ)の症状は特に決まったものはありませんが、ときに喉の違和感、微熱、口臭などが見られます。治療は手術になります。
また、扁桃に慢性感染巣があり、扁桃は無症状であるのに対し他の臓器に病変(二次疾患)を起こすもの(扁桃病巣感染症)もあります。

☆ 腎疾患 IgA腎症、急性腎炎、特発性腎出血
☆ 腎膚疾患 アトピー性皮膚炎、結節性紅班、しょうせき掌蹠膿疱症
☆ リウマチ性疾患 慢性関節リウマチ、胸肋鎖骨過形成症
☆ 心疾患 心内膜炎

急性扁桃炎

急性扁桃炎は、39〜40度の発熱、悪寒戦慄、咽頭痛、嚥下痛(えんげつう)、関節痛などの症状があります。時に咽頭痛からくる耳痛、頚部のリンパ節腫脹もみられます。急性扁桃炎が周囲に波及し、扁桃周囲炎から膿瘍を形成(扁桃周囲膿瘍)することもあります。この場合開口障害が起こり、食事が取れなくなります。
治療は、抗生剤ですが、扁桃周囲炎・膿瘍の場合は入院が必要となる時があります。急性の炎症を繰り返すことにより、慢性の扁桃炎と移行するものがあります。

アデノイド肥大

鼻の奥(上咽頭)にあるアデノイド(咽頭扁桃)の肥大では、鼻閉、口呼吸、いびきなどがみられ、難聴・副鼻腔・気管支炎の原因となることもあります。小児の難聴で多い滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は、アデノイド肥大が原因の1つとなります。
中耳炎の経過が長く上記症状がある場合は、アデノイドを切除します。

扁桃肥大

第1度肥大第2度肥大第3度肥大

口蓋扁桃(こうがいへんとう)の肥大には、Ⅰ度〜Ⅲ度(小〜大)の大きさに分けられます。
学校の検診で、『扁桃肥大』と診断され耳鼻科を受診される方がいますが、これは第Ⅲ度肥大に当り、左右の扁桃が口の中の正中で接する程度のものをいいます。
扁桃炎の既往がなくても、高度の肥大のために呼吸(いびき・睡眠中の無呼吸)・嚥下(えんげ)の障害をきたすおそれのあるものでは、手術が必要です。当院では、手術における入院期間は約1週間となっております。

2001年04月22日

眼のかゆみ

スギ花粉症の季節を迎え、何となく目のかゆみを感じてきている人も多いと思います。花粉症のように毎年同じ季節に症状が出るのが季節性アレルギー性結膜炎で、1年中症状があるものが通年性アレルギー性結膜炎とされています。症状は、かゆみ以外にも充血や流涙など様々です。花粉症を予防するには花粉が眼や鼻に入らないようにすることが大事ですが、症状のある方は我慢せず眼科や耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

2001年04月14日

スポーツ選手の動体視力

学校の授業中は眼鏡をかけているのに、スポーツ時は邪魔だから、危険だからとかけない人、自分にあった眼鏡やコンタクトレンズを使用していない人がかなりいるようです。しかし、優れた動体視力を得るためには、優れた矯正視力が必要です。
動体視力は動くものを見る能力ですが、前方からまっすぐに自分の方に近づいてくる指標を識別する能力(KVA)と、水平に動く指標を識別する能力(DVA)の2種類があります。優秀な野球選手では前者が、卓球選手では後者が優れていることが知られています。特に球技スポーツの場合、よく見えた方が有利ですので、スポーツ中の視力矯正に関心を持ち、動体視力を含めたスポーツビジョンの測定を受けてみてはいかがですか。
上記の測定は北陸体力科学研究所ダイナミックで行っています。詳しくはホームページをご覧下さい。

40代からの疲れ眼

若い頃から裸視力がよく眼に絶対の自信を持っている方の多くは、軽度の遠視であることが多いようです。若い頃は調節力(ピントを合わせる力)が充分にあるので軽度の遠視があっても、遠くも近くも見えます。しかし、調節力は10歳ころから年齢とともに衰えてきて、まず近くのものが見ずらくなり、目の疲れを自覚し、夕方になると遠くもぼやけるといった症状が起ってきます。
眼に絶対の自信をもっていた方は眼鏡を常用することに抵抗をもつことが多いのですが、医師の処方した度数のあった眼鏡をかけていただくと、読書も快適にでき、眼の疲れからも開放されます。

糖尿病網膜症

目の奥にある網膜(カメラでいうとフィルムにあたる部分)には細かい血管が無数にあります。血糖値が高いまま放置すると、血管に負担がかかり、大事な網膜がいたんでしまうのです。日本での中途失明の原因の第1位は、この糖尿病網膜症です。
糖尿病そのものも自覚症状の少ない病気です。だからといって放置しておくと、恐ろしい合併症を引き起こします。合併症は特に腎臓や神経、そして眼に現れることが多く、三大合併症といわれています。そのひとつが糖尿病網膜症です。
糖尿病と診断された時点で、眼科で定期な精密検査を受けることを習慣づけて下さい。これにより時期を逸せず治療を行うことができるからです。

緑内障

緑内障とは、一般に眼圧(眼球内の圧力)が上昇して視神経が侵され、気づかないうちに視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。40歳以上の30人に一人が緑内障にかかっているとされています。また、自覚症状がないため、約80%の人が治療を受けていません。しかし、自覚症状が出てからでは遅いのです。緑内障により一度失われた視野は、残念ながら薬や手術によっても回復することができません。いかに早く見つけて進行を防ぐかが、治療の重要なポイントなのです。40歳を過ぎたら年に1〜2回程度、目の検査を受けることをお勧めします。

仮性近視と近視

小学生以降に視力が低下した場合に原因として最も多いのが仮性近視です。仮性近視は段階を経て近視になります。
人間の目はカメラのレンズの役割をする水晶体を、毛様筋(もうようきん)という筋肉を使い、膨らませたり、薄くしたりしてピントを合わせます。仮性近視は、近くのものを見すぎたために毛様筋が異常緊張状態となり、水晶体がふくらみっぱなしになったものをいいます。近くのものを見ないときでも水晶体が膨らんだままのため、遠方にピントが合わずぼやけて見えます。治療には調節緊張治療用の点眼液を使用します。
仮性近視を放置すると、眼球が前後に伸びて、近視が徐々に進行して行きます。近視は、眼球の形自体が変化するので、目薬などでは治りません。従って眼鏡をかける必要があります。コンタクトレンズは中学生以上から、なるべく高校生以上になってから使いましょう。

白内障

白内障とは眼の中の水晶体が濁ってくる病気です。水晶体は凸レンズのような形をしていて、厚くなったり、薄くなったりしながら、ピントを合わせる役割をしています。カメラのレンズのような働きをする水晶体が濁ってくると、物がかすんで見えたり、眩しく感じたり、一時的に老眼鏡なしでも近くが見えるようになる場合もあります。
一度水晶体が濁ってしまったら、残念ながら手術以外の治療はありません。手術は30分前後で、濁った水晶体を取り除いて、代わりに一種のプラスチックでできた眼内レンズと呼ばれるものを移植します。これにより自然な視界が得られ、手入れをする必要もありません。より快適な生活のために、思いきって手術を受けられることをお勧めします。

2001年04月13日

リウマチ膝

リウマチ性滑膜炎(かつまくえん)は関節に水がたまったり痛みや腫れがでたりします。この水はやがて骨を溶かし出すため治療が必要となります。治療の方法の一つには痛み止めの薬が有効です。もう一つ考えられるのは滑膜切除術といって関節内の滑膜を切り取るものです。最近では関節鏡(内視鏡)を使って手術をするため1センチの傷が2ないし3カ所できるだけで、時間も30分ほどで終了します。体への負担も少なく、手術をしたその日の夕方には普通に歩行することができます。膝に水がたまったら一度当院整形外科やリウマチ科をおたずねください。

歯周病

40代の80%もの人が歯周病で歯を失っています。歯周病は歯肉炎、歯槽膿漏など歯ぐきの病気で、原因は歯と歯ぐきの境目にたまる歯垢の中の細菌です。痛みがなく気づいた時には歯ぐきなどの歯周組織が侵され、ついには歯がごっそりぬける怖い病気です。歯ぐきが赤くはれる、冷たいもの熱いものがしみる、歯がぐらぐらする、ちょっとしたことで出血する、口臭がひどいといった症状があらわれます。歯周病を防ぐには正しいブラッシングが必要です。正しいブラッシングのポイントは、①いつも順序を決めてみがき残しをしない、②1〜2本ずつ丁寧にみがく、③あまり力を入れず、歯と歯ぐきの境目を小さく振動させながらみがく、の3つになります。以上を心がけて自分の歯を1本でも多く残しましょう。

むし歯

むし歯にはC1、C2、C3、C4の4つの段階があり、数字が大きくなるほど症状が重く治療が長引きます。C1は歯の表面のむし歯で自覚症状はほとんどなく、1〜2回の治療で終了します。C2は歯の深部のむし歯で冷たい物や甘い物がしみるようになります。痛みが続くときは神経を取る場合もあります。C3は歯の神経まで及んだむし歯で、何もしなくてもずきずき痛んだり、うずいたりします。神経をとり金属のかぶせものをしますが、重傷な場合は抜歯や膿の袋を取り除く手術が必要なこともあります。C4は歯の根だけ残った状態で痛みがないため放置されがちですが、歯を支えている骨に細菌が入りこみ骨をとかしだすと入れ歯もできない状態になってしまうため、早期の治療が望まれます。むし歯を防ぐには正しいブラッシングを身につけ、むし歯かな?と思ったら早めに診察を受けましょう。また歯石の下には『C1』が隠れていることが多いため、歯石は半年〜1年毎にとるとよいでしょう。そのほかにバランスの良い食事も大切です。最近話題のむし歯予防に効果的と言われるキシリトールのカロリーは砂糖の約75%で天然素材の甘味料として多くの果物や野菜に含まれています。歯垢の中に糖を取りこみ酸を生成する菌があり、この酸がむし歯の原因になります。キシリトールにはこの菌を減少させる効果があるため毎食後歯みがき前にキシリトールが含まれるガムなどを噛むとむし歯に対する予防効果は高くなります。
正しいブラッシングとバランスのとれた食生活、定期的歯科検診を心がけ健康な歯を維持しましょう。

不正咬合(ふせいこうごう)

不正咬合とは歯並びが悪いこととかみ合わせが悪いことを言います。たとえば歯並びがデコボコになっている、歯と歯の間が広くあいている、上と下の前歯がかみ合っていないといった場合です。それにより発音が悪く息が漏れる、虫歯になりやすく歯槽膿漏といった歯の病気が起きやすい、肩こりや頭痛、鼻づまり等で脳の働きが悪くなることもあり、内臓の病気も起きやすくなるといった症状が見られます。不正咬合になる原因としてあげられるのは、あごが小さく永久歯がはえてくる場所がない、乳歯が自然に抜けずに残っているため永久歯が生えてこないなどです。不正咬合を防ぐには子供の頃からあごを十分に発育させて永久歯が入る場所を作ることが大切です。そのためには母乳で育てあごの筋肉を発達させ、歯ごたえのあるものを食べよくかむように心がけましょう。また矯正歯科では永久歯が生えるのを邪魔している乳歯を適切な時期に抜いたり、比較的簡単な装置を使って治すことができますが、長期間の装着が必要ですので本人の努力も大切です。歯並びやかみ合わせのことでお悩みの方はお気軽に当院矯正歯科にご相談下さい。

糖尿病

糖尿病とは、インスリンというホルモンの減少によって、血糖値(血液中の糖分の値)が高くなった状態を言います。遺伝的要因に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレスといった環境因子によって発病します。糖尿病は軽いうちはほとんど自覚症状がありませんが、放置しておくと体のあちこちにさまざまな合併症を引き起こします。例として、失明のおそれのある糖尿病性の網膜症や、腎臓のろ過機能の低下による腎症、手足のしびれ・神経痛といった神経障害、動脈硬化などがあげられます。尿が多く出る、のどが渇く、だるい、やせてくるといった症状がある方は一度精密検査を受けられることをお勧めします。
予防・治療の方法としては、食事療法と運動療法があります。食事はその人の仕事量にあった量の食事をとることが重要で、ただ食事を減らせば良いわけではありません。医師の指示で決められた量の食事を取ることがポイントです。食べ過ぎ、間食は避けて適量のバランスの良い食事を1日3回に分けてとり、過剰なエネルギーとなるアルコールは控えた方が良いでしょう。また、運動療法として歩行、サイクリング、水泳、ジョギングといった有酸素運動が効果的といわれています。これも個人ごとに運動量が違いますので、必ずメディカルチェックを受けましょう。

2001年03月28日

機能性尿失禁

尿意がはっきりしない。また、トイレの場所、衣服の取扱いを忘れた。排尿行為は理解できるが、トイレまでの移動、ドアの開閉、衣服の着脱が難しいという症状があります。痴呆や日常生活動作(ADL)の障害でおこる尿失禁です。あきらめないで訓練し、リハビリを続けることで、排尿の自立をみることがあります。もちろん、前立腺肥大症などの病気があれば、その治療を行なうことで改善する方もいらっしゃいます。

いつ流性尿失禁

排尿しようとしても尿が出せないのに、膀胱に尿がいっぱいになると知らないうちに尿が漏れ出てしまうという症状があります。膀胱の収縮する力が無くなった状態(子宮がん・直腸癌の手術後や糖尿病による神経障害などが原因)や、尿道が押されて狭くなる状態(前立腺肥大症などが原因)などで引き起こされます。

反射性尿失禁

尿意がないのに、尿がもれてしまうという症状があります。脊髄が障害された場合(脊髄損傷などが原因)に起こります。尿道の筋肉がゆるまず、失禁なのに膀胱に尿が残ることになります。

切迫性尿失禁

強い尿意が突然起こり、トイレに着くまでにオシッコがもれしてしまうという症状があります。原因としては、強い尿意による刺激(膀胱炎、前立腺炎などが原因)が大脳からの排尿抑制に打ち勝ち膀胱が収縮するためや、大脳からの抑制が弱まり(脳血管障害、パーキンソン病などが原因)わずかに尿がたまったり、膀胱の壁がひきのばされたりするだけで排尿が誘発されるため、などがあります。

不整脈(ペースメーカーを必要とするもの)

クジラは3回、ゾウは20回、ヒトは70回、カナリヤは1000回。これは、1分間の脈拍数です。身体の小さい動物ほど脈拍数が多いことになります。ヒトの脈拍数は1日に約10万回。心臓は絶え間なく血液を送るポンプとして働き続けています。しかし、時には脈が乱れることもあります。不整脈には放置しても心配ないものとしっかり治療しないと危ないものもがあります。脈が速くなる不整脈の治療には薬が用いられますが、脈が途切れて遅くなり過ぎる不整脈にはペースメーカーが用いられます。
ペースメーカーを必要とする代表的な不整脈は、洞不全症候群(とうふぜんしょうこうぐん)と房室ブロック(ぼうしつぶろっく)です。洞不全症候群とは心臓を規則的に動かす指令塔である洞結節の調子が悪く、勝手に休んでしまう病気です。房室ブロックは心臓の上の部屋(心房)と下の部屋(心室)との間で、脈を打たせるための電気の流れが切れてしまう病気です。これらの病気のために突然脈が止まってしまって気を失ったり、非常に脈が遅すぎて疲れやすくなったりするため、心臓のポンプ機能が不十分になってしまいます。
これらの不整脈に対して十分に有効性が確認された薬はありません。そこで、その不整脈を解消するのがペースメーカー手術です。ペースメーカーは大変精巧にできている器械です。現在ではずいぶん小さくなり、最も小型のものでは500円玉ぐらいの大きさになりました。ペースメーカーの植え込み手術は局所麻酔で行えますので、全身麻酔の必要はありません。手術時間は1〜2時間ほどです。

不整脈

不整脈とは『規則正しくない脈』のことをさすのではなく、脈拍数が多すぎたり少なすぎたりするもの、あるいは心臓の中で電気興奮の伝わり方が正しくないものも含みます。
期外収縮(きがいしゅうしゅく)
正常な脈のなかに期外収縮が出ると、脈が飛ぶ感じがします。動悸を伴う不整脈の代表例です。一般には基礎心疾患がなければ生命に危険のない不整脈で、治療の必要はありません。
除脈性不整脈(じょみゃくせいふせいみゃく)
脈拍が著しく遅いために動悸を感じる場合もあります。脈が遅いと心臓が1回あたりに送り出す血液量が多くなるため、ゆっくりした鼓動を感じます。除脈になると、めまいや失神、最悪の例では突然死の原因になりますので、このような場合には必ず検査を受け、ペースメーカーの適応があるかどうかを決める必要があります。
頻脈性不整脈(ひんみゃくせいふせいみゃく)
いつもは正常の脈なのに突然速い脈が出現すると強い動悸がみられます。鼓動をある時点から急に自覚し、規則正しくかつ早く感じます。また、停止したときも「今止まった」とわかることが多いようです。急に動悸やめまいなどの自覚症状を伴うことが多く治療を要する場合もあります。
心房細動(しんぼうさいどう)
鼓動のリズムは不規則でバラバラに感じます。特に、高齢の方ではありふれた不整脈ですが、脳卒中の原因になりやすく注意が必要です。


不整脈の原因
○心臓に不整脈以外の異常がある場合
・虚血(心臓に栄養を与えている冠状動脈の血の流れの減少)
・変性 ・炎症 ・心肥大等により心筋が伸びること
・ホルモンの異常 ・先天的なもの
○基礎心疾患のない場合
・コーヒー、紅茶 ・煙草 ・お酒 ・睡眠不足 ・疲労
・精神的なストレス ・急な姿勢の変換 ・運動に伴うもの
・潜水中の息のこらえ ・顔面への冷水刺激 ・薬の副作用
このように不整脈が起こる様々な原因が考えられます。いずれの場合も専門医にその不整脈が治療が必要かそうでなかを診断してもらうことが大切です。特に、何らかの薬を服用している人が必ずその薬をもって受診し、確認してもらうとよいでしょう。

2001年03月25日

腹圧性尿失禁

出産後、「咳やくしゃみ、階段の昇り降りなどでオシッコがもれる」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。こういう方は、骨盤内の筋肉が弱くなり尿ごらえができなくなる腹圧性尿失禁の可能性があります。我慢なさらずにぜひ1度泌尿器科の診察をお受け下さい。
治療方法には、排尿中に尿を止めたり、肛門で便を切るような運動を繰り返すなどの簡単な訓練や、薬を使用する場合がほとんどです。漏れが多く薬で改善しない方は、簡単な手術が必要です。

虚血性心疾患

長年使用しているパイプの内側に汚物がついて通りが悪くなるのと同じように、心臓に栄養を送る冠状動脈に動脈硬化が起こると、血管は固くなり、通り道が狭くなった部分(狭窄)ができて血液の流れが悪くなります。動脈硬化の強い部分では、必要量の血液が流れなくなります。このような状態を虚血(きょけつ)といい、運動によって胸が痛む、いわゆる狭心症の発作が起きます。血液の流れが完全に途絶えてしまうと、持続する強い胸痛に襲われ、心筋梗塞となります。
冠状動脈とは、心臓の周りを囲んで心臓の筋肉(心筋)に血液を運んでいる血管のことです。心臓は全身に血液を送るポンプのような働きをしていますが、その心臓自身も自ら送った血液によって生きているのです。冠状動脈は左右に1本づつあり、左側の冠状動脈はさらに2本に分かれています。心臓はこの3本の動脈によって栄養を補い、休みなくはたらいているのです。

狭心症

冠状動脈が狭くなって十分に酸素や栄養を心臓の筋肉に送れないため、心臓が悲鳴をあげて痛みを感じる病気です。代表的な原因は、動脈硬化です。狭心症発作は常に胸の痛みとは限らず、単なる胸の不快感であったり、手のしびれや肩・首筋の重苦しさであったりします。自分で何となく胸が変だなと感じたことのある方は、循環器科で心電図検査をしてみることをおすすめします。
狭心症の治療には薬物療法、手術療法、そしてカテーテルを用いた風船療法があります。それぞれ長所、短所がありますが、動脈硬化で狭くなっている場所の程度(何%くら狭いのか)、数(狭いところがいくつあるのか)、場所(血管の根元にあるのか先のほうにあるのか)、により治療成績が異なります。血管の状態によってはただ薬を飲むよりも、風船療法か手術の方が明らかによい治療成績を示すことがあります。血管の詳しい状態がわからないと、最良の治療法の選択と風船療法の実施ができません。今のところ、心臓カテーテル検査は冠状動脈の状態が1番良くわかる方法で、とても大切な検査です。

肩こり

肩こりは、1日中頭を支えている首すじの筋肉や、腕をつりさげている肩甲骨周囲の筋肉の疲労によるものです。筋肉の持続的な収縮や血行障害により、筋肉内に発痛物質が蓄積され、さらに肩こりがすすむといった悪循環がみられます。精神的ストレスや疲労、寒さなどの身体的ストレスが交感神経(自律神経)の緊張をひきおこし、症状を悪化させます。
男性より女性に多くみられ、これは首の周囲にある筋肉の発達の程度や、女性ホルモンのはたらきが関係しているようです。治療はまず、誘因・原因をみつけ、それを取り除くことから。普段の姿勢が無意識のうちに首・肩周辺の筋肉に負担となっていないか?枕の高さや家事、作業の姿勢はどうか?運動不足になっていないか?などをチェックしてみましょう。適度な運動は筋肉のポンプ作用によって、発痛物質の除去に役立ちます。入浴などで温めることは痛みやこり感をやわらげ、局所の血行を促進します。そして精神的ストレスを減らすよう努力しましょう。なにごとも「肩の力を抜いて」やってみましょう。
それでも改善が見られない場合は、お薬やブロック、理学療法により“肩こりの悪循環”を断ち切ることも必要になります。また、頚椎椎間板障害や肩関節周囲炎、胸郭出口症候群などの整形外科疾患の他、胸部の内臓疾患、眼科、耳鼻科、歯科口腔外科疾患が原因で肩こりの症状がみられることもあります。肩こりが強ければ、まず整形外科を受診し、頚椎や肩周辺の異常を調べてもらい、必要があれば適当な診療科を紹介してもらうのがよいでしょう。

腰痛

原因は人によって様々。筋肉、骨、靭帯、神経そして骨と骨の間のクッションである椎間板などが痛むことによって痛みが起こっています。事故やスポーツのしすぎによって起こる場合もありますが、これらの多くは、腰に負担のかかるような作業姿勢の繰り返し、誤った体の使い方によって起こっています。また、筋肉などは衰えてくると無理な動作の繰り返しから腰を守りきれず、腰痛が起こりやすくなります。
予防には、適度な運動、休息、日常生活における無理のない体の使い方などが大切です。手軽にできる運動としてはウォーキング(歩行)がありますが、プールで歩いたり泳いだりするのもとても良い運動です。仕事で体を使っていたとしても片寄った使い方しかないことが多いので、仕事の合間の体操も効果的です。また、十分な休息をとることも体や心の疲れをとり痛みを軽減させるためには大切です。過剰なストレスは、痛みを感じとっている脳を痛がりにしています。
生活を見なおすことで多くの腰痛は予防、軽減させることができます。

外反母趾

足の親指(母趾)が「く」の字に外に曲がって(外反)痛みます。昔は少なかったのですが、靴が中心の現代ではあしゆびが靴の中で圧迫され、先細りしたヒールの高い靴を好んで履いている女性に発生が多いようです。
 このため、予防には靴の選択が必要です。爪先立ちで足のゆびさきが開く人は、足先の広い靴を選びましょう。幅が広く材質が柔らかくても親指より先が細くなった靴は要注意です。ヒールも高すぎないように気をつけましょう。
 市販の装具で痛みが減ることがありますが、進行を防止できるとは限りません。外反母趾の足は骨の角度が悪く、装具ではこの矯正が難しいからです。したがって、外反が強く、痛みひどい場合、手術が有効です。手術は根本的に骨を矯正するために治療効果が高く、痛みがとれてスマートな靴も履けるようになります。
 このほか、外反母趾には「慢性関節リウマチ」や、親指の痛みには「痛風」の場合があります。いずれも放置すると重症になってしまいます。外反母趾で、手術が必要な方はほんの数%ですから、足の痛みや腫れでお困りの方はお気軽に整形外科にご相談ください。その時、いつもお履きの靴をお忘れなく。

2001年03月08日

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸(時には食道)の壁が、自分の胃酸によって消化されてしまい、傷ができて掘れてしまった状態をいいます。空腹時のみぞおちの痛みが特徴ですが、時には食後の痛みのこともあります。食欲不振、吐き気、胃のもたれ、胸やけ、めまい、吐血、下血など多種多様の症状があります。注意したいのは潰瘍があっても3割〜半数の人には何の症状も現れないことです。
潰瘍でこわいのは合併症です。潰瘍から出血(吐血、下血)、穿孔(胃に穴があく)などの際には緊急手術となることがあります。
胃酸が多く分泌されすぎたり、粘膜を保護する粘液が不足したり、あるいはその両方が重なったとき、潰瘍が起こってきます。
潰瘍が出来る原因には、その人自身の体質、リウマチや関節炎などの治療に使われている消炎鎮痛薬・心臓病や脳血管障害で服用するアスピリン・抗生物質などの薬があります。これらの薬を長期間のんでいる方は、定期的に検査を受けることが望ましいです。他にストレス、アルコール、タバコも発病の引き金になります。また最近ピロリ菌という細菌が注目を浴びています。

2001年03月06日

ウィルス性肝炎

肝炎を起こすウィルスにはいくつかの種類があり、主なものとしてA型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルスがあります。これらの肝炎ウィルスの内、A型肝炎ウィルスは不衛生な魚や貝類を生で食べることによって感染することが多いようです。一方、B型肝炎ウィルスは血液や体液、C型肝炎ウィルスも血液を介して感染します。かつては、輸血などが原因となりましたが現在では輸血用の血液は厳しくチェックされているのでまず感染する心配はありません。
A、B、C型肝炎ウィルスのいずれも急性肝炎を引き起こし、この内A型肝炎と、大人になってからかかるB型肝炎は基本的に慢性化することはありません。怖いのはC型肝炎で、感染した人の約4分の3の人は、「慢性肝炎」に移行します。感染から20年程度で「肝硬変」、そしてその後「肝臓癌」になる人もでてきます。現在では、これらの病気に対していろいろな治療法があります。
いずれにしても、検診で肝機能が悪いと言われたらたくさんある肝臓病のどれなのか、詳しい検査が必要です。是非一度、専門の先生に相談されることをお勧めします。

結核

結核には特有な症状はありません。せき、痰、胸痛、微熱、全身倦怠、寝汗、食欲不振、体重減少など、いろいろな病気で現れる症状と同じです。ただ、これらの症状の少なくとも1つ以上が1週間以上続く場合は結核の可能性があります。結核は早期発見でしてしっかり治療すれば治る病気ですので、出来るだけ早く呼吸器の専門医の診察を受けてください。
結核の診断は、痰の結核菌検査、胸部レントゲン検査、血液検査によって行います。 場合によっては、胃液検査、胸部CT検査、気管支鏡検査が必要となります。最初に診察を受ける場合には、朝と夕方の体温をメモし、起床時の痰を持参すると診察がスムーズに進みます。痰のでない人では胃液検査をする場合がありますので、食事や飲み物を取らずに診察を受ける方がよいでしょう。
(予防方法)
マスコミでも話題となっているように、この数年結核は増加しています。また、集団感染も問題となっています。結核菌は、乾燥に強いので、空気中に浮遊して肺に吸い込まれて感染します。これを空気感染と言います。したがって、部屋の換気が最も重要で、普通のマスクでは予防出来ません。結核の症状には結核に特徴的なものはありませんので、検査なしで誰が結核に罹っているかを判断することは困難です。体調の悪い人やせきをしている人の一部に結核に罹っている人が混ざっている可能性があります。そのような人が同じ部屋にいた場合には、とくに部屋の換気が重要です。また、結核菌が肺に入っても、健康な人であれば結核になることは多くありません。普通は免疫の力で結核菌を閉じ込めてしまうことができます。免疫の力を弱めないように、酒の飲み過ぎ、過労、夜更かしなどを避けて体調を崩さないこと、糖尿病があればしっかり治療することも結核の予防に重要です。

タコ・魚の目

どちらも皮膚の表面が硬く肥厚したものですが、特に芯を持つものを魚の目といってタコと区別します。これらは骨と靴などの間に常にこすれたり、圧迫される部位の皮膚が骨を守るようにして厚くなってくるものです。足の変形、靴が小さい、歩行障害、立ち仕事、スポーツが原因で、これら原因が除かれない場合には治りにくいようです。治療法はカミソリ等で削るのが最も良いですが、家庭では慣れない場合は危険ですので、受診して下さい。予防法として、先端の狭い靴や、ヒールの高い靴ははかない方が良いでしょう。

水虫

白癬菌という真菌(かび)の感染症です。長年にわたって続いている場合は、完治しにくいです。水虫の治療は抗真菌剤の外用薬を使いますが、外用して治ったように見えても、水虫が潜伏していることが多いものです。このため、治ったと思ってからも3ケ月以上は外用を続ける必要があります。また、白癬菌は湿気の多いところが好きなので、長ぐつや汗で湿ったくつ下などは悪化させる原因となります。素足か、綿のくつ下などが望ましいです。
手に水虫がうつるのはまれですが、手の皮がむける場合の多くは汗疱という皮膚病です。汗でふやけて皮膚がむけるものですが、水虫か汗疱かはやはり受診してもらわなければ分かりません。

手荒れ

皮膚のバリアー機能が低下して出来る湿疹で、乾燥、ひび割れ、かゆみなどの症状があります。手荒れ予防には、水を使う家事はゴム手袋を使用し、まめに軟膏・保湿剤を塗ることが大切です。手荒れの中には洗剤などのかぶれや、手の水虫のこともありますから、なかなか治らない場合は迷わず皮膚科を受診することをお勧めします。

2001年02月13日

前立腺肥大症

前立腺肥大症●50歳 以上の男性で、こんな症状のある方はいませんか…

50歳以上の多くの人は、前立腺が少しずつ腫れ、膀胱の出口や尿道を圧迫するようになります。上記のような症状に気づいたら、前立腺肥大症の可能性があります。
悪性の病気ではありませんが、適切な治療を受けないでいると、膀胱に負担がかかり、感染や尿毒症を引き起こすことがあります。このような症状に気づいたら、まず泌尿器科にご相談ください。
治療はほとんどの場合薬のみで充分です。しかし、症状によっては簡単な手術が必要なこともあります。(お腹を切る必要はありません。)


【前立腺肥大と診断された方は、つぎのことに気をつけてください】
◆軽い運動を行い、規則正しい生活をおくりましょう。
◇長い間すわることは出来るだけさけましょう。
◆バイクや自転車の運転はさけましょう。
◇アルコールや刺激物は控えめにしましょう。
◆水分の制限はありません。十分取りましょう。
◇オシッコは我慢せず、すぐトイレに行きましょう。
◆熱いお風呂に入ったり、長湯はやめましょう。