当院のご案内

医療・健康Q&A

2001年08月

2001年08月09日

慢性扁桃炎(習慣性アンギーナ)

慢性扁桃炎(習慣性アンギーナ)の症状は特に決まったものはありませんが、ときに喉の違和感、微熱、口臭などが見られます。治療は手術になります。
また、扁桃に慢性感染巣があり、扁桃は無症状であるのに対し他の臓器に病変(二次疾患)を起こすもの(扁桃病巣感染症)もあります。

☆ 腎疾患 IgA腎症、急性腎炎、特発性腎出血
☆ 腎膚疾患 アトピー性皮膚炎、結節性紅班、しょうせき掌蹠膿疱症
☆ リウマチ性疾患 慢性関節リウマチ、胸肋鎖骨過形成症
☆ 心疾患 心内膜炎

急性扁桃炎

急性扁桃炎は、39〜40度の発熱、悪寒戦慄、咽頭痛、嚥下痛(えんげつう)、関節痛などの症状があります。時に咽頭痛からくる耳痛、頚部のリンパ節腫脹もみられます。急性扁桃炎が周囲に波及し、扁桃周囲炎から膿瘍を形成(扁桃周囲膿瘍)することもあります。この場合開口障害が起こり、食事が取れなくなります。
治療は、抗生剤ですが、扁桃周囲炎・膿瘍の場合は入院が必要となる時があります。急性の炎症を繰り返すことにより、慢性の扁桃炎と移行するものがあります。

アデノイド肥大

鼻の奥(上咽頭)にあるアデノイド(咽頭扁桃)の肥大では、鼻閉、口呼吸、いびきなどがみられ、難聴・副鼻腔・気管支炎の原因となることもあります。小児の難聴で多い滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は、アデノイド肥大が原因の1つとなります。
中耳炎の経過が長く上記症状がある場合は、アデノイドを切除します。

扁桃肥大

第1度肥大第2度肥大第3度肥大

口蓋扁桃(こうがいへんとう)の肥大には、Ⅰ度〜Ⅲ度(小〜大)の大きさに分けられます。
学校の検診で、『扁桃肥大』と診断され耳鼻科を受診される方がいますが、これは第Ⅲ度肥大に当り、左右の扁桃が口の中の正中で接する程度のものをいいます。
扁桃炎の既往がなくても、高度の肥大のために呼吸(いびき・睡眠中の無呼吸)・嚥下(えんげ)の障害をきたすおそれのあるものでは、手術が必要です。当院では、手術における入院期間は約1週間となっております。