当院のご案内

医療・健康Q&A

2001年04月

2001年04月22日

眼のかゆみ

スギ花粉症の季節を迎え、何となく目のかゆみを感じてきている人も多いと思います。花粉症のように毎年同じ季節に症状が出るのが季節性アレルギー性結膜炎で、1年中症状があるものが通年性アレルギー性結膜炎とされています。症状は、かゆみ以外にも充血や流涙など様々です。花粉症を予防するには花粉が眼や鼻に入らないようにすることが大事ですが、症状のある方は我慢せず眼科や耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

2001年04月14日

スポーツ選手の動体視力

学校の授業中は眼鏡をかけているのに、スポーツ時は邪魔だから、危険だからとかけない人、自分にあった眼鏡やコンタクトレンズを使用していない人がかなりいるようです。しかし、優れた動体視力を得るためには、優れた矯正視力が必要です。
動体視力は動くものを見る能力ですが、前方からまっすぐに自分の方に近づいてくる指標を識別する能力(KVA)と、水平に動く指標を識別する能力(DVA)の2種類があります。優秀な野球選手では前者が、卓球選手では後者が優れていることが知られています。特に球技スポーツの場合、よく見えた方が有利ですので、スポーツ中の視力矯正に関心を持ち、動体視力を含めたスポーツビジョンの測定を受けてみてはいかがですか。
上記の測定は北陸体力科学研究所ダイナミックで行っています。詳しくはホームページをご覧下さい。

40代からの疲れ眼

若い頃から裸視力がよく眼に絶対の自信を持っている方の多くは、軽度の遠視であることが多いようです。若い頃は調節力(ピントを合わせる力)が充分にあるので軽度の遠視があっても、遠くも近くも見えます。しかし、調節力は10歳ころから年齢とともに衰えてきて、まず近くのものが見ずらくなり、目の疲れを自覚し、夕方になると遠くもぼやけるといった症状が起ってきます。
眼に絶対の自信をもっていた方は眼鏡を常用することに抵抗をもつことが多いのですが、医師の処方した度数のあった眼鏡をかけていただくと、読書も快適にでき、眼の疲れからも開放されます。

糖尿病網膜症

目の奥にある網膜(カメラでいうとフィルムにあたる部分)には細かい血管が無数にあります。血糖値が高いまま放置すると、血管に負担がかかり、大事な網膜がいたんでしまうのです。日本での中途失明の原因の第1位は、この糖尿病網膜症です。
糖尿病そのものも自覚症状の少ない病気です。だからといって放置しておくと、恐ろしい合併症を引き起こします。合併症は特に腎臓や神経、そして眼に現れることが多く、三大合併症といわれています。そのひとつが糖尿病網膜症です。
糖尿病と診断された時点で、眼科で定期な精密検査を受けることを習慣づけて下さい。これにより時期を逸せず治療を行うことができるからです。

緑内障

緑内障とは、一般に眼圧(眼球内の圧力)が上昇して視神経が侵され、気づかないうちに視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。40歳以上の30人に一人が緑内障にかかっているとされています。また、自覚症状がないため、約80%の人が治療を受けていません。しかし、自覚症状が出てからでは遅いのです。緑内障により一度失われた視野は、残念ながら薬や手術によっても回復することができません。いかに早く見つけて進行を防ぐかが、治療の重要なポイントなのです。40歳を過ぎたら年に1〜2回程度、目の検査を受けることをお勧めします。

仮性近視と近視

小学生以降に視力が低下した場合に原因として最も多いのが仮性近視です。仮性近視は段階を経て近視になります。
人間の目はカメラのレンズの役割をする水晶体を、毛様筋(もうようきん)という筋肉を使い、膨らませたり、薄くしたりしてピントを合わせます。仮性近視は、近くのものを見すぎたために毛様筋が異常緊張状態となり、水晶体がふくらみっぱなしになったものをいいます。近くのものを見ないときでも水晶体が膨らんだままのため、遠方にピントが合わずぼやけて見えます。治療には調節緊張治療用の点眼液を使用します。
仮性近視を放置すると、眼球が前後に伸びて、近視が徐々に進行して行きます。近視は、眼球の形自体が変化するので、目薬などでは治りません。従って眼鏡をかける必要があります。コンタクトレンズは中学生以上から、なるべく高校生以上になってから使いましょう。

白内障

白内障とは眼の中の水晶体が濁ってくる病気です。水晶体は凸レンズのような形をしていて、厚くなったり、薄くなったりしながら、ピントを合わせる役割をしています。カメラのレンズのような働きをする水晶体が濁ってくると、物がかすんで見えたり、眩しく感じたり、一時的に老眼鏡なしでも近くが見えるようになる場合もあります。
一度水晶体が濁ってしまったら、残念ながら手術以外の治療はありません。手術は30分前後で、濁った水晶体を取り除いて、代わりに一種のプラスチックでできた眼内レンズと呼ばれるものを移植します。これにより自然な視界が得られ、手入れをする必要もありません。より快適な生活のために、思いきって手術を受けられることをお勧めします。

2001年04月13日

リウマチ膝

リウマチ性滑膜炎(かつまくえん)は関節に水がたまったり痛みや腫れがでたりします。この水はやがて骨を溶かし出すため治療が必要となります。治療の方法の一つには痛み止めの薬が有効です。もう一つ考えられるのは滑膜切除術といって関節内の滑膜を切り取るものです。最近では関節鏡(内視鏡)を使って手術をするため1センチの傷が2ないし3カ所できるだけで、時間も30分ほどで終了します。体への負担も少なく、手術をしたその日の夕方には普通に歩行することができます。膝に水がたまったら一度当院整形外科やリウマチ科をおたずねください。

歯周病

40代の80%もの人が歯周病で歯を失っています。歯周病は歯肉炎、歯槽膿漏など歯ぐきの病気で、原因は歯と歯ぐきの境目にたまる歯垢の中の細菌です。痛みがなく気づいた時には歯ぐきなどの歯周組織が侵され、ついには歯がごっそりぬける怖い病気です。歯ぐきが赤くはれる、冷たいもの熱いものがしみる、歯がぐらぐらする、ちょっとしたことで出血する、口臭がひどいといった症状があらわれます。歯周病を防ぐには正しいブラッシングが必要です。正しいブラッシングのポイントは、①いつも順序を決めてみがき残しをしない、②1〜2本ずつ丁寧にみがく、③あまり力を入れず、歯と歯ぐきの境目を小さく振動させながらみがく、の3つになります。以上を心がけて自分の歯を1本でも多く残しましょう。

むし歯

むし歯にはC1、C2、C3、C4の4つの段階があり、数字が大きくなるほど症状が重く治療が長引きます。C1は歯の表面のむし歯で自覚症状はほとんどなく、1〜2回の治療で終了します。C2は歯の深部のむし歯で冷たい物や甘い物がしみるようになります。痛みが続くときは神経を取る場合もあります。C3は歯の神経まで及んだむし歯で、何もしなくてもずきずき痛んだり、うずいたりします。神経をとり金属のかぶせものをしますが、重傷な場合は抜歯や膿の袋を取り除く手術が必要なこともあります。C4は歯の根だけ残った状態で痛みがないため放置されがちですが、歯を支えている骨に細菌が入りこみ骨をとかしだすと入れ歯もできない状態になってしまうため、早期の治療が望まれます。むし歯を防ぐには正しいブラッシングを身につけ、むし歯かな?と思ったら早めに診察を受けましょう。また歯石の下には『C1』が隠れていることが多いため、歯石は半年〜1年毎にとるとよいでしょう。そのほかにバランスの良い食事も大切です。最近話題のむし歯予防に効果的と言われるキシリトールのカロリーは砂糖の約75%で天然素材の甘味料として多くの果物や野菜に含まれています。歯垢の中に糖を取りこみ酸を生成する菌があり、この酸がむし歯の原因になります。キシリトールにはこの菌を減少させる効果があるため毎食後歯みがき前にキシリトールが含まれるガムなどを噛むとむし歯に対する予防効果は高くなります。
正しいブラッシングとバランスのとれた食生活、定期的歯科検診を心がけ健康な歯を維持しましょう。

不正咬合(ふせいこうごう)

不正咬合とは歯並びが悪いこととかみ合わせが悪いことを言います。たとえば歯並びがデコボコになっている、歯と歯の間が広くあいている、上と下の前歯がかみ合っていないといった場合です。それにより発音が悪く息が漏れる、虫歯になりやすく歯槽膿漏といった歯の病気が起きやすい、肩こりや頭痛、鼻づまり等で脳の働きが悪くなることもあり、内臓の病気も起きやすくなるといった症状が見られます。不正咬合になる原因としてあげられるのは、あごが小さく永久歯がはえてくる場所がない、乳歯が自然に抜けずに残っているため永久歯が生えてこないなどです。不正咬合を防ぐには子供の頃からあごを十分に発育させて永久歯が入る場所を作ることが大切です。そのためには母乳で育てあごの筋肉を発達させ、歯ごたえのあるものを食べよくかむように心がけましょう。また矯正歯科では永久歯が生えるのを邪魔している乳歯を適切な時期に抜いたり、比較的簡単な装置を使って治すことができますが、長期間の装着が必要ですので本人の努力も大切です。歯並びやかみ合わせのことでお悩みの方はお気軽に当院矯正歯科にご相談下さい。

糖尿病

糖尿病とは、インスリンというホルモンの減少によって、血糖値(血液中の糖分の値)が高くなった状態を言います。遺伝的要因に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレスといった環境因子によって発病します。糖尿病は軽いうちはほとんど自覚症状がありませんが、放置しておくと体のあちこちにさまざまな合併症を引き起こします。例として、失明のおそれのある糖尿病性の網膜症や、腎臓のろ過機能の低下による腎症、手足のしびれ・神経痛といった神経障害、動脈硬化などがあげられます。尿が多く出る、のどが渇く、だるい、やせてくるといった症状がある方は一度精密検査を受けられることをお勧めします。
予防・治療の方法としては、食事療法と運動療法があります。食事はその人の仕事量にあった量の食事をとることが重要で、ただ食事を減らせば良いわけではありません。医師の指示で決められた量の食事を取ることがポイントです。食べ過ぎ、間食は避けて適量のバランスの良い食事を1日3回に分けてとり、過剰なエネルギーとなるアルコールは控えた方が良いでしょう。また、運動療法として歩行、サイクリング、水泳、ジョギングといった有酸素運動が効果的といわれています。これも個人ごとに運動量が違いますので、必ずメディカルチェックを受けましょう。