胃・十二指腸(時には食道)の壁が、自分の胃酸によって消化されてしまい、傷ができて掘れてしまった状態をいいます。空腹時のみぞおちの痛みが特徴ですが、時には食後の痛みのこともあります。食欲不振、吐き気、胃のもたれ、胸やけ、めまい、吐血、下血など多種多様の症状があります。注意したいのは潰瘍があっても3割〜半数の人には何の症状も現れないことです。
潰瘍でこわいのは合併症です。潰瘍から出血(吐血、下血)、穿孔(胃に穴があく)などの際には緊急手術となることがあります。
胃酸が多く分泌されすぎたり、粘膜を保護する粘液が不足したり、あるいはその両方が重なったとき、潰瘍が起こってきます。
潰瘍が出来る原因には、その人自身の体質、リウマチや関節炎などの治療に使われている消炎鎮痛薬・心臓病や脳血管障害で服用するアスピリン・抗生物質などの薬があります。これらの薬を長期間のんでいる方は、定期的に検査を受けることが望ましいです。他にストレス、アルコール、タバコも発病の引き金になります。また最近ピロリ菌という細菌が注目を浴びています。
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