内視鏡検査・治療で年間約7,000件。胃や大腸の早期がんにも対応
症例1. 直腸カルチノイド腫瘍
39歳の女性に発見された、直腸カルチノイド腫瘍です。カルチノイドは癌ではありません。しかし放置すると大きくなり、肝臓やリンパ節に転移する可能があります。
カルチノイドは、粘膜だけ切る方法では、完全に切り取れません。直腸の筋肉の深さまでしっかり切り取らなければならず、従来の手術方法は、直腸前方切除です。これはおなかから直腸の深くまではがし、直腸を切除します。そして直腸同士を吻合(ふんごう)する方法です。しかしこの方法では、手術後に排尿機能障害や性機能障害、排便機能障害などを引き起こす可能性があります。
TEM(経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー)は直腸カルチノイド腫瘍には大変有効な手術です。おなかを切らなくても、肛門から直腸の奥深くまで届き、顕微鏡を見ながら正確な手術ができるのです。筋肉も含めカルチノイドを完全に切り取り、きれいに縫い合わせることができます。この患者様にはこの方法を用いて手術を行いました。患者様の術後経過は非常に良好で、少しの間肛門に痛みがあったようですが、お元気に退院されました。
(主治医:川西診療部長)

TEM 内視鏡下外科術
直腸カルチノイド腫瘍のTEMによる手術をうけた39歳女性の手記
それまでお産以外に病院にかかったことのない私が入院することになるとは思ってもみませんでした。市民検診の大腸ガン検診にひっかかり、「精密検査を受けて下さい。」と言われ大変ショックを受けました。動揺する家族や私に知人から「やわたメディカルセンター」を紹介していただき早速検査を受けました。大腸にポリープができており、内視鏡によりそれを摘出し(後に悪性と診断)大事にはいたりませんでしたが、その検査の際に、直腸の粘膜下に腫瘍(=カルチノイド腫瘍)ができていることがわかり、手術してとった方が良いと診断されました。
それからというもの術前検査などで不安になる私達に病気の説明や手術の方式など細かく親切に説明していただき、腫瘍は直腸でも肛門附近なので内視鏡下外科術(=TEM)という術法をとるということになりました。その術法だと開腹しなくて済むので患者の負担も軽く、術後の回復も早いなど最新の技術を駆使した術法との説明を聞き、多少の不安を抱きながら先生におまかせすることにしました。
手術は予定していた時間より早く進み、1時間半程だったと後で聞きました。術後は麻酔でぼーっとしており、痛みらしい痛みもなくその晩は安静にしていましたが、翌朝には自分で歩き元の病室へ戻ることができました。お尻附近に多少鈍痛が残っているくらいで身体自体は元気でしたので病院内を散歩したり同室の方とおしゃべりしたりと、とてもリラックスした入院生活を送ることができました。主治医の先生は回診に来られる時とても爽やかでニコニコと私達に不安を抱かせることはありませんでしたし、他愛のない質問にも適確に親切に答えて下さいました。看護婦さんの優しいのはもちろんのこと、展望浴場や売店などの設備も整い、清掃もいきとどききれいな病院で快適な10日間でした。
術後の経過も良く、予定通りの退院を迎えることができまして感謝の言葉がつきません。携わって下さった先生方、スタッフの皆様ありがとうございました。
症例2. 早期胃癌で腹腔鏡手術を受けた男性患者の手記
7月に健康ドックで胃がんが見つかった。改めてX線・CT・超音波・内視鏡などの各種の綿密な検査の上で10月初旬に入院し、高度な技術で切除手術を受け、術後も適切な治療で2週間で退院でき、現在自宅療養中で、順調に回復が進んでいる。医療は縁と運とも云われるが、「やわたメディカルセンター」の吉羽医師チームに信頼と感謝を贈りたい。